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ニュース・フラッシュ

2014年8月4日 メキシコ 縄田俊之

メキシコ:鉱業企業、メキシコ鉱業に対する投資から撤退

 2014 年7 月25 日付け業界紙等によると、2012 年12 月にPeña Nieto大統領がメキシコ大統領に就任して1 年半が経過したが、その間に鉱業部門に関しては鉱業特別税及び貴金属鉱業特別税が導入される一方、鉱業企業に対する政府の支援は無く、国際競争力が削がれている状況を踏まえ、鉱業企業各社はメキシコ鉱業に対する投資から撤退している旨を報じた。

 こうした状況においてIldefonso Guajardo Villarreal経済大臣は、国内外の鉱業企業から批判に晒されており、経済省のMario Cantú鉱業局長に対しても行政能力が問われている。鉱業企業各社のトップは、現在鉱業界は金属市況の下落・低迷に直面するほか、地域コミュニティ等との間における土地の賃貸借や売買に係る操業停止等の問題が発生し苦境に立たされているが、政府は何ら手立てを講じていないと批判している。

 メキシコ鉱業会議所(CAMIMEX)によると、本年におけるメキシコ鉱業に対する外国直接投資額は対前年比6.1%減の176百万US$と見込まれている。これは2 年連続の減少であり、探査活動、既存鉱山の拡張や新規プロジェクトの開発が停滞することを意味する。このため、本年におけるメキシコ鉱業投資額は2012 年に記録した80億US$には遠く及ばないとの見通しがなされている。

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