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ニュース・フラッシュ

2014年8月7日 北京 森永正裕

中国:6 大稀土(レアアース)集団の設立計画案は過半が承認、産業全体像は年内に結論

 安泰科によれば、最近、中国アルミ(Chinalco)が出資するレアアース専門の大規模企業集団設立計画案が工業情報化部の承認を受けるなど、国内レアアース産業の統合再編が加速している。工業信息化部が今年1 月に示した6 社のレアアース大型企業集団の設立計画案は、現在その過半が承認を得たことになる。

 2014 年1 月8 日、工業情報化部は、大型レアアース企業集団設立特別会議を開催、同業界の統合再編の推進を明示し、6 社の大型企業がそれぞれ周辺地域の同業企業を取り込むことで大型企業集団の形成を進めることを、政府として重点的に支援するとした。6 社の重点支援企業とは、包鋼集団、五鉱集団、中国アルミ、広東稀土、贛州稀土および厦門タングステン業。

 8 月4 日、包鋼希土および厦門タングステン業が、それぞれレアアース専門大型企業集団設立計画案が工業情報化部の承認を得たと相次いで発表した。工業情報化部の指導に基づく再編実施案では、厦門タングステン業は五鉱集団傘下を除く福建省内の全てのレアアース採掘、製錬分離および総合利用企業を統合する。また包鋼集団は、内モンゴル自治区内の全てのレアアース採掘、製錬分離、総合利用企業、ならびに甘粛省を拠点とする甘粛希土集団有限責任公司を統合し、包鋼稀土を主体とする北方稀土集団を創設することになる。

 また、中国アルミは、広西、江蘇、山東、四川等各省のレアアース採掘、製錬分離、総合利用企業を統合、これにより中国アルミは、中国南部・北部および東西地域に跨る大規模なレアアース集団となる。

 中国アルミ内部関係者の話によると、中国アルミが統合を実施する主体となるのは、傘下企業である中国稀有稀土有限公司(以下「中国稀有稀土」と略)である。同社は上場企業ではないため、関連情報の公表は中国アルミを通じて発表する。

 公開資料によれば、中国稀有稀土の前身である中国稀土開発公司は、1988年3月に設立、2010年6月に中国稀有稀土有限公司と社名変更した。2013年末、中国稀有稀土は、焦作万方等3社の戦略的投資会社からの資本を受け入れ、登録資本金を2億元から2.67億元に引き上げている。8月6日、新華ネットは、レアアース産業への統合再編は、包鋼希土が中心となり北方稀土集団を形成し、また、五鉱と中国アルミの2社の中央企業、広晟有色、贛州稀土、厦門タングステン業の3社の地方企業が、それぞれ地域の特性を活かしたレアアース企業集団を構築することにより、“1+5”の産業マップが構築されると報じた。

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