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ニュース・フラッシュ

2014年8月11日 リマ 岨中真洋

ボリビア:コミュニティ住民、中国企業によるPilcomayo川汚染を告発

 2014 年8 月1 日付け地元紙によると、Potosiから7 ㎞に位置するAgua Dulceコミュニティの住民らは、Jungie Mining Industry 社(宁德市俊杰矿业有限公司、本社:中国)が、Pilcomayo川上流のJayaj Mayu川を汚染しているとの告発を行った。このため、政府は現地調査を実施している。

 住民の証言によれば、今年は雨水による耕作しか行っておらず、これまでは様々な農作物(花、果実、野菜)が栽培されていたが、全て枯れてしまった。また、別の住民は、Jungie Mining Industry社の廃水は暗色で化学薬品臭がすると語った。

 なお、Potosi県庁の母なる大地(Madre Tierra)局は、行政手続きを開始するための現地調査を実施中であると発表した。さらに、告発の内容が事実であることが確認された場合、Jungie Mining Industry社に対する罰則の適用もありうるとした一方、同社は弁明を行うべきだが、今のところ同社の法的代表者と接触できていないとコメントした。

 さらに住民らの告発によると、Jungie Mining Industry社の廃さいダムは、建設・操業の両段階において環境基準を満たしておらず、また、堆積場は窪みの上に作られ、前方にナイロンシートが敷かれているだけであり、遮水シートの敷設は行われていないとされている。さらに、労働者の過失によりポンプが破裂して以降、酸性排水が河川に流出しているとしている。

 住民らは、Jungie Mining Industry社とは2013 年10 月に環境対策を行うことで合意したが、現在までに何ら対策は行われておらず、合計4 家族が被害を受けていると主張している。

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