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ニュース・フラッシュ

2014年8月21日 北京 森永正裕

中国:工業情報化部、立ち遅れた生産能力淘汰の第2弾リストを発表、レアアース企業も初めて対象に

 中国工業情報化部は、2014年工業業種における立ち遅れた生産能力及び過剰生産能力の淘汰リスト第2弾を発表した。同リストには製鋼、鉄合金、銅製錬、セメント、板ガラス、製紙、製革、捺染、鉛蓄電池、希土類(レアアース)の10業種132社が含まれている。

 中国工業情報化部は関連省(自治区、市) に対し、立ち遅れた生産能力及び過剰生産能力の対象となる企業に効果的な措置を取り、2014年12月末までに当該企業の立ち遅れた生産能力を停止し、本体設備を完全に撤去するよう指示をした。設備をその他の地域に移転させることや生産復旧を禁止する。「立ち遅れた生産能力の淘汰業務評価実施案」通達に基づき、立ち遅れた生産能力淘汰企業への現場検査・検収及び目標達成状況の公表作業を実施する。

 2014年7月には、立ち遅れた生産能力及び過剰生産能力の淘汰リスト第1弾を発表、製鉄、製鋼を含む15工業業種1,000社企業が含まれていた。

 今回、淘汰のリストに初めてレアアース企業が含まれることとなり、報道によると、工業情報化部がレアアース供給量を規制する決意の表れだという。28社のレアアース企業が含まれ、全体数の21%を占めている。対象のレアアース企業28社の淘汰する生産能力は10.371万t(酸化物)相当である。そのうち多くは内モンゴルの企業で、15社で6.221万t、第2弾に淘汰するレアアース生産能力の6割を占めている。工程別の内訳としては、採掘・選鉱能力4.1万t、製錬生産能力6.28万tである。レアアースの採掘総生産能力、製錬総生産能力はそれぞれ25万t、40万tとなっているため、今回淘汰するレアアース生産能力は総生産能力の15%を占めている。2013年中国国内レアアース採掘指標はわずか10.5万tで、そのうち酸化ランタン・セリウムの採掘指標は採掘総量の70.57%を占め、酸化プラセオジム・ネオジムの採掘総量は全体採掘総量の20.08%を占めているが、実際の生産量は30万tに達する可能性がある。レアアース生産総量規制計画は市場の需要に応じ、資源配置を実施する。

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