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ニュース・フラッシュ

2014年8月22日 サンティアゴ 山本邦仁

チリ:最高裁、Aysen州Cuervo川水力発電プロジェクトを承認

 8 月21 日、最高裁判所は、Cuervo川水力発電所プロジュクト(Proyecto hidroelectrico Rio Cuerva)に反対する住民グループ、環境保護グループの環境認可無効を求める訴えを却下し、実行認可を与える判決を下した。環境保護グループは、この判決に遺憾であることを表明した。

 Cuervo川においてCuervo、BlancoおよびCondorの3つの水力発電所(発電量は合計1,000MW)が建設されるこのプロジェクトは、HidroAysenプロジェクトに次いで、第11 州(Aysen州)では、2 番目に大きな水力発電所プロジェクトである。象徴的な環境論争の的となっていたHidroAysenプロジェクトについては、6 月10 日、環境閣僚委員会が認可を取り消したことから、このプロジェクトは、現在第11 州で実施が進められることになった唯一の水力発電プロジェクトである。

 Cuervo川水力発電所プロジュクトの所有者は、Energia Austral社(スイスGlencore社66%、オーストラリアOrigin社34%)である。Energia Austral社は、プロジェクトがアイセン州とチリに利益を提供することを確信して、プロジェクトへの理解を深めるために地域住民との対話を保ちながら、プロジェクトの開発を続ける方針を表明した。また、同社は、発電所で発電された電力を海底送電して陸上に届ける送電ケーブル建設プロジェクトに関しての調査、技術的評価を続ける意向であることも明らかにした。

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