閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2014年8月25日 メキシコ 縄田俊之

メキシコ:メキシコ当局、麻薬カルテル取締り強化の一環として鉄鉱山946 か所を閉鎖

 2014 年8 月18 日付け業界紙等によると、メキシコ当局は、麻薬カルテル取締り強化の一環として、麻薬カルテルの新たな収入源となっている違法鉄鉱石採鉱等に関与する鉄鉱山946 か所を閉鎖した旨を明らかにした。

 当局は、麻薬カルテルの鉄鉱石採鉱等への関与を根絶するための一つとして、鉱業活動に必要な法的手続きを踏んでいない鉄鉱山を閉鎖した。特にMichoacán州において同州Lázaro Cárdenas港から中国向けに最近3 年間で年間100万t以上の違法鉄鉱石の輸出を行ったと見られるCaballeros Templarios(又はKnights Templar)と称する麻薬カルテルが関与する鉱山が、閉鎖の対象として含まれている。これら閉鎖鉱山の大半はMichoacán州であり、その数は854か所、次いでColima州の72 か所、Guerrero州の20 か所と続いている。

 一方、これら鉄鉱山の閉鎖により前述の3 州だけで合計34,000 人にものぼる鉱山労働者の雇用が喪失するが、鉱業当局としてはこれら鉱山に対し法的な採鉱許可を付与することには消極的な態度を示している。

 なお、環境保護検察局(PROFEPA)の本年6 月初旬の報告によると、麻薬カルテルの取締りの一環として本年実施した違法鉄鉱石の押収量が72万tに達した。また、鉱山所有者によると、麻薬カルテルは、鉄鉱山の所有や鉄鉱石等の輸送・輸出に係る諸費用と称して13 US$/tを不法に徴収している。

 国立統計地理情報院(INEGI)によると、メキシコにおける本年5 月の鉄ペレット生産量は前年同月に比べ1.6%増の716,827 tであった。

ページトップへ