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ニュース・フラッシュ

2014年8月28日 北京 森永正裕

中国:包鋼希土の上半期の純利潤、対前年同期比73.52%減

 安泰科によれば、2014年以降、酸化プラセオジム・ネオジムが一定価格を保っているが、酸化ランタン・セリウムの価格が多少下落していたため、包鋼希土の上半期の業績に若干の影響を与えた。

 2014年8月25日に公表された包鋼希土2014年上半期報告によると、包鋼希土上半期の売上額は23.8億元で、対前年同期比50.64%減、純利潤額は2.78億元で、対前年同期比73.52%の減少となった。同社は政府補助金として2,894万元を取得している。業績が悪化している理由として、包鋼希土は、国内のマクロ経済が下降傾向の中、レアアース業界の景気回復も低迷し、末端業界による需要が弱含みであるとの見方を示している。売上額が減少していることについて、報告期間内における包鋼希土の製品販売構成が変化している、すなわち販売価格及びコストの低いランタン・セリウム製品の販売量が比較的多い反面、販売価格及びコストの高いプラセオジム・ネオジム製品や中・重希土製品の販売量が比較的少ない点を理由として挙げている。

 データによると、年度初めに酸化プラセオジム・ネオジムの価格は30万元/tで、その後34万元/t小幅に上昇し、現在、再び31万元/tに低下した。それと比較して、酸化ランタン・セリウムの価格は年度初めの2.2万元/t程度から現在の1.6万元/tまで下落した。ランタン・セリウム価格の落下も包鋼希土の業績に一定の影響を与えている。

 包鋼希土におけるレアアース大型集団計画案は既に承認されている。包鋼希土は、主に北部の軽希土に対する統合を実施、統合地域は主に内モンゴル及び甘粛省に集中している。国内の生産能力過剰問題を考慮し、8月18日に中国工業情報化部が、2014工業業界における立ち遅れた生産能力及び過剰生産能力の淘汰企業リスト(第2弾)を公表したが、その中に包鋼希土の関連生産能力への統合も含まれ、その内訳には製錬所、華美公司及び包鋼和発希土公司の3本の生産ラインも含まれており、合計生産能力は1.02万tである。同通知では、関連省(自治区、市)に対して、効果的な措置を取り、2014年末までに対象となっている企業の立ち遅れた生産能力を停止し、関連設備を完全に撤去し、生産の再開及び設備をその他の地域に移転させることも禁止することを明確に定めた。

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