閉じる

ニュース・フラッシュ

2014年9月2日 北京 森永正裕

中国:2014年上半期、中国非石油・ガス鉱物資源探査への投資額は13.7%減、モリブデン資源への投資額は23.3%減

 安泰科によれば、このほど、中国地質調査局発展研究センターが発表した調査レポートによると、2014年上半期、中国国内の探査市場が2013年の低減する状態を継続し、非石油・ガス鉱物資源に対する投入が対前年同期比13.7%減少、ボーリング作業量も21.7%減少したことが明らかになった。

 同センターの統計解析によると、2014年上半期の国内非石油・ガス鉱物資源探査に対する投資額は合計106.97億元で、2013年の同期に比べ16.95億元の減少であった。そのうち中央財政における投資額が12.69億元(対前年同期比8%減の11.9%)で、地域財政における投資額が34.94億元(対前年同期比8.1%減の32.6%)、社会資金における投資額が59.34億元(対前年同期比17.7%減の55.5%)となっている。

 鉱物資源探査への投資は主に西部地域を対象とし、湖南省、新疆、内モンゴル、雲南、安徽省等省(区)に対する投資の削減が目立った。西部地域省区に対する投資総額が65.82億元(対前年同期比12.1%減の62%)、中部地域省区に対する投資額が24億元(対前年同期比22.4%減の22%)、東部地域省区に対する投資額が15.82億元(対前年同期比3.6%減の15%)の順となっている。鉱物資源探査に対する投資の上位5位の省区は、新疆(14.23億元)、内モンゴル(8.93億元)、青海(8.31億元)、雲南(6.9億元)と甘粛(6.32億元)の順となっている。数多くの省区の鉱物資源探査に対する投資が対前年同期比減少、そのうち湖南、新疆、内モンゴル、雲南、安徽等省区への投資が大幅に減少し、減少額は2億元以上である。

 鉱物資源探査は、依然として重要鉱種を対象として投資しているが、鉱種により異なる減少傾向が見られる。石炭に対する投資額が22.4億元(対前年同期比35.2%減)、鉄鉱石に対する投資額が10.95億元(対前年同期比2.8%減)、銅に対する投資額が15.92億元(対前年同期比0.3%減)、鉛・亜鉛に対する投資額が9.41億元(対前年同期比10.7%減)、ボーキサイトに対する投資額が1.62億元(対前年同期比38.6%減)、タングステンに対する投資額が1.41億元(対前年同期比15.6%減)、錫に対する投資額が0.52億元(対前年同期比46.9%減)、モリブデンに対する投資額が1.55億元(対前年同期比23.3%減)、金に対する投資額が18.41億元(対前年同期比9.6%減)である。

 中国国内非石油・ガス鉱物資源探査におけるボーリング作業量は638万mで、対前年同期比21.7%減少した。ボーリング作業量が明らかに減少した省区は安徽、山西、湖南、内モンゴル、山東、河南、新疆などの地域で、対前年同期比10万m以上減少した。重要鉱種に対するボーリング探査完了量は、石炭189.7万m(対前年同期比32.9%減)、鉄鉱石60.1万m(対前年同期比35.1%減)、銅66.3万m(対前年同期比2%減)、鉛・亜鉛50.3万m(対前年同期比2%減)、ボーキサイト20.7万m(対前年同期比18.8%減) 、金108.7万m(対前年同期比11.7%減)である。

 2002年以降、特に過去数年では中国国内地質探査業務に対する投資が拡大し続け、各専門分野への投資も異なる増加を見せていた。10年間の黄金期を経て、急成長した後、中国国内非石油・ガス資源の地質探査に対する投資は2012年頂点に達し、510億元となった。2013年に初めて反落をみせ、2012年に比べ8.4%減少した。

ページトップへ