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ニュース・フラッシュ

2014年9月8日 メキシコ 縄田俊之

メキシコ:メキシコでは鉱業における罰則強化が必要

 2014年9月2日付け業界紙等によると、企業の透明性や説明責任等を第三者としてウォッチすることを目的とした非営利機関であるOrganización PODERのFernanda Hopenhaymコーディネータは、8月に発生したGrupo México社の子会社Southern Copper社がSonora州で操業するBuenavista銅鉱山における銅浸出液流出事故を踏まえ、鉱業コンセッションの取消や採鉱の停止等による行政措置を超える厳格な処罰の適用の必要性を明らかにした。

 同コーディネーターによると、現在メキシコにおける鉱業活動の73%はZacatecas州、Chihuahua州、Coahuila州及びSonora州に集中するほか、全国にはリスク評価が明らかになっていない鉱業コンセッションが5千件以上も存在する。人権への影響を評価することは急務であり、鉱業プロジェクトの開発や鉱山操業により、土地の所有権、文化、環境、食料及び健康を侵害するリスクが存在することを本当に認められるのか否かを見極めることが必要であり、また、国家財産を保護するためには、各投資家の特徴と活動内容が公表されることが求められる。しかしながら、透明性の確保という観点からは現在の行政対応が不十分であるため、環境問題や労働争議等が露見した際、如何に行動すべきかが一切明確化されていない。

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