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ニュース・フラッシュ

2014年9月15日 ロンドン 竹下聡美

英国:Anglo Gold Ashanti、株主の反対により分社化を断念へ

 金生産大手Anglo Gold Ashanti社は2014年9月10日、南アを除いた金鉱山及び金探鉱案件を新会社へ引き継ぎ完全分社化する計画を発表していたが、2014年9月15日付メディアは同社がこれを撤回したと報じた。同社は南アを中核としてコモディティ事業の多角化に向けた成長戦略を打ち出しており、新会社は南ア以外の地域について金事業に特化させる計画を発表していた。新会社設立に向けては、南ア準備銀行の要件を満たす負債なしでの設立を目指して21億US$の資金調達に乗り出すとし、株主への出資参加を求めていた。同社の6.6%株式を保有するヘッジファンドPaulson & Coは、資金調達規模があまりに巨額だとして強く反対を示していた。Anglo Gold Ashanti社CEOのSrinivasan Venkatakrishnan氏は、メディアの電話取材に対して、「分社化に反対を示す株主に対しては説明を行ってきたが、彼らは資金を支払う用意がなかった。我々は10年先を考えているが現時点で不要に資産を分離する必要はない。ただし新たな対策を急いで行う必要がある」と述べた。これは同氏によると、コスト低減のためガーナ金鉱山及びコロンビア金鉱山のJV化や売却といったオプションを示している。

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