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ニュース・フラッシュ

2014年9月19日 モスクワ 木原栄治

ロシア:Rusal 社、シベリアで中国Chalco社との共同プロジェクトを予定

 2014年9月15日付け地元報道等によると、Rusal社のオレグ・ムハメドシン副CEO兼戦略・事業開発・金融市場担当取締役が、アルミニウム生産世界トップの座を争う中国Chalco社との東シベリアにおける共同プロジェクトの開始を予定している旨を発言した。ムハメドシン副CEOは、「市場にはまだかなりの在庫があるため、これは短期ではなく中期的プロジェクトである。今後供給不足が生じることが予想され、消費の拡大をカバーするために、プロジェクトの検討を行っている。」と述べた。東シベリアにおける共同プロジェクトは、東シベリアの豊かな鉱床、水力発電ポテンシャル、中国市場の近さという利点を有している。

 Rusal社は、今年150万tとされる世界(中国を除く)のアルミニウム不足は2017年まで続くと予想している。Rusal社は2014年8月に5期ぶりの黒字を発表し、自動車メーカーによる需要拡大と、中国以外での供給減少によりアルミニウム価格は上昇するとの予想を示している。

 2013年3月、Rusal 社とChalco社は旧式で高コストの東シベリアの生産施設の交換を盛り込んだ覚書に調印している。一方、2014 年3月、Rusal社はアルミニウム世界市場の供給過剰と不均衡を理由に、東シベリアのTaishetアルミニウム製錬所プロジェクト建設を当面延期すると発表していたところである。

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