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ニュース・フラッシュ

鉱種:
レアメタル タングステン
2014年9月19日 モスクワ 木原栄治

ウズベキスタン:サマルカンド州のタングステン生産再開を延期

 2014年9月15日付け地元報道等によると、ウズベキスタン政府は、Ingichka鉱床(サマルカンド州)のタングステン生産再開の無期延期を決定した。タングステン価格が不安定で供給過剰の現状では長期予測を立てられないため延期されたもので、再開に向けた新たな動きが論じられるのは来春以降になる見込みである。

 プロジェクトの第一フェーズ(概算5,000万US$)では、タングステン鉱石年産30万t以上の坑内掘鉱山の復旧、第二フェーズでは、新規選鉱プラント(能力と費用は未定)の建設が予定されていた。

 ウズベキスタン国家地質鉱物資源委員会は、ここ2年間、韓国及び中国の複数の企業とプロジェクトのFS 作成交渉を進めてきたが、契約調印には至らなかった。

 Ingichka 鉱山は、ウズベキスタン唯一のタングステン鉱山で、1941年に採掘が開始されたが、タングステンの国際価格低迷により1996年に操業を停止した。ウズベキスタン耐火耐熱金属コンビナート(タシケント州チルチク市)は、年間約2,000tのタングステン精鉱を処理していたが、トーリング方式による海外からの原料調達を余儀なくされ、生産量が著しく減少している。

 一方、2013年6月、ウズベキスタン国家地質鉱物資源委員会と韓国Shindong Resources社は、Sautbay タングステン鉱床(ナヴァーイー州)開発の合弁企業Uzbekistan-Korea Tungsten社の設立文書に調印した。プロジェクト費用は1億4,500万US$で、高品位タングステン精鉱年産1,500 tの採鉱選鉱施設建設が予定されており、着工は2015 年の予定である。

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