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ニュース・フラッシュ

2014年11月18日 北京 森永正裕

中国:国務院、「2014年投資目録」を発表

 現地報道によると、国家発展改革委員会は、2014年11月18日に「政府認可の投資プロジェクト目録(2014年版)」の発表に関する記者会見を行った。同「目録」の中で、合わせて38項目の認可権限の取り消しまたは委譲を行う。同「目録」は、計12部に分けられ、そのうち注目される内容は、取り消し、委譲、監督管理の三分類である。

取り消し:認可範囲をさらに縮小すること

 市場競争に充分対応できる、企業自身調整できる、経済及び法律手段を利用し効果的に制御できるプロジェクトに対し、認可制から届出制に切り替える。同「目録」において、認可制から届出制に切り替える項目は15件で、これには鉄鋼、非鉄金属、セメント、化学肥料、造船施設プロジェクト及び都市給水等都市建設プロジェクトが含まれる。海外投資プロジェクトについては、不安定な国及び地域、不安定な業界に係るプロジェクトを除き、その他のプロジェクトに対して届出管理を行うものとする。

委譲:認可権限の地方政府への委譲をさらに進めること

 23項目の認可を地方政府に委譲し、現段階で認可が必要なプロジェクトに対しては、中央部門及び地方政府の責任を明確に定める。特に地方政府及び企業が注目する火力発電所、熱電供給発電所、揚水発電所、新規建設した港湾、汎用空港、軍用・民用空港の拡張プロジェクト、一次石油精製の拡張プロジェクト、鉄鉱開発、新規エチレンプロジェクト及び一部水力発電、電力網工事、飛行機の製造等プロジェクトの認可権限を省レベル政府や地方政府に委譲する。

 外国企業投資においては、「目録(2014年版)」と結びつけるため、関連部署ととともに「外国企業投資産業指導目録(2011年版)」の改定を行い、11月4日からパブリック・コメントの募集をおこなっている。

 全体を見ると、同「目録(2014年版)」において、合わせて38項目の認可権限を取り消しまたは委譲を行った。2013年、2014年の2回にわたり改訂を実施することによって、中央政府の認可を必要とするプロジェクト数は、合わせて76 %減、そのうち2013年では60 %減、2014年ではさらに40 %減少した。

監督管理:監督管理の徹底をさらに進めること

 レアアース、鉄鉱石、非鉄金属鉱山の開発プロジェクトのうち、レアアース鉱山の開発プロジェクトは国務院業界管理部門による認可プロジェクトで、その他のプロジェクトは省レベル政府による認可である。レアアースの製錬分離プロジェクトは国務院業界管理部門による認可プロジェクトで、レアアース高度加工プロジェクトは省レベル政府による認可プロジェクトである。金の採掘選鉱プロジェクトは省レベル政府による認可プロジェクトである。

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