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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2014年11月24日 メキシコ 縄田俊之

メキシコ:メキシコ金生産量上位5社、2014年Q3における金生産量増加

 2014年11月18日付け業界紙等によると、メキシコ金生産量上位5社の2014年Q3における金生産量の合計が前年同期の15.5 tと比べ10.1%増の17.2 tであった。

 一方、上位5社の2014年1~9月における金生産量の合計は、前年同期の50.7 tから減少し49.5 tであった。

 なお、上位5社の2014年Q3における生産実績と今後の見通しについては、以下のとおり。

 ○ 加Goldcorp社(本社:バンクーバー)

前年同期の5.9 tから若干減少し5.7 tであった。主な要因としては、El Sauzal金鉱山においてハイウォール採鉱に移行したことによる操業停止及びLos Filos金鉱山が減産した一方、同国最大の金生産量を誇るPeñasquito多金属鉱山における金生産量が前年同期の3.2 tから3.7 tへ増加したことよる。今後の見通しとしては、Peñasquito多金属鉱山における水供給問題の解決によるフル操業達成が、本年10月に閉山したEl Sauzal金鉱山の生産減を補えるか否かに注目が集まっている。

 ○ Peñoles社

前年同期の5.0 tから若干減少し4.7 tであった。主な要因としては、同社の貴金属子会社であるFresnillo社が保有するLa Herradura鉱山において、操業再開が遅延したことによる。今後の見通しとしては、Fresnillo社が米Newmont Mining社とのJV企業であるPenmont社を買収し傘下の鉱山を増やしたこと、及び、本年Q4に投資総額235百万US$となるSaucitoⅡ金・銀プロジェクトが操業開始することにより、生産量の増加が見込まれる。

 ○ Minera Frisco社

前年同期の1.7 tから倍増し3.4 tであった。主な要因としては、Concheño金・銀鉱山が操業後、安定生産に移行したこと、El Coronel金・銀鉱山が昨年はストライキにより一時操業停止であったこと、San Felipe金・銀鉱山が増産体制に移行したことによる。今後の見通しとしては、Tayahua鉱山の拡張及びOcampo鉱山における露天掘りの開発進展により、2015年における金生産量は15.9 tと見込まれている。

 ○ 加Agnico Eagle Mine社(本社:トロント)

前年同期の1.5tから35%増加の2.1 tであった。主な要因としては、La India金鉱山が本年2月に商業生産を開始したことによる。今後の見通しとしては、加Cayden Resources社を吸収合併し、同社がJalisco州に保有するBarqueño金プロジェクトを同国における第4の金鉱山候補として傘下に入れたことにより、2015年は増産が見込まれる。

 ○ 米Newmont Mining社

前年同期の1.5 tから若干減少し1.3 tであった。主な要因としては、Fresnillo社に対しNewmont Mining社が保有するPenmont社の権益44%を10月初頭に売却したため、売却後におけるPenmont社が保有する鉱山の生産量がなくなったことによる。今後の見通しとしては、Penmont社が保有する鉱山の生産量が計上できなくなるため、大幅な生産減となる。

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