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ニュース・フラッシュ

2014年12月5日 バンクーバー 昆野 充登

米:求人難に直面している鉱業界

 2014年12月5日に発表された11月の米雇用統計によると、製造業から小売りまで幅広く雇用が拡大し、雇用者はおよそ3年ぶりの大幅な増加を記録し、賃金も上昇した。米労働省の雇用統計によると、11月の非農業部門の雇用者は前月比で32万1千人増加し、2012年1月以来で最大の増加幅となった。しかし、鉱業分野は全ての非農業部門で唯一のマイナス(1,200人)となった。鉱業分野の内訳をみると、石油・ガス(200人)、鉱業関連サービス(300人)が計0.5千人増加した一方で、石炭(1,200人)、金属その他(500人)が計1,700人の減少となった。その原因として、鉱業への就労希望者数が少ない点、雇用主が新規雇用者に技術と経験を求めている点が指摘されている。なお、鉱業分野の平均就労時間は週45.0時間で、非農業分野(全産業平均34.6時間)で最も長い。また、賃金は30.9 U$で、非農業分野(同24.7 U$)では上位に位置するものの、金融(31.16 U$、週37.3時間)、IT系(34.48 U$、週36.8時間)、ユーティリティー(36.09 U$、週42.7時間)よりも劣っている。

 米国における鉱業分野の就業人数は約87万人で、全ての非農業部門に占める割合は0.62 %。

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