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ニュース・フラッシュ

鉱種:
チタン レアメタル
2014年12月8日 モスクワ 木原栄治

カザフスタン:UKTMP社のチタン生産3プロジェクト

 2014年11月19日付け地元報道等によると、Ust-Kamenogorsk Titanium and Magnesium Plant(UKTMP)は、①第14プラントにおけるチタンインゴット及び合金生産、②チタンインゴット及びスラブ生産、③鍛造プレス「PA1343」の近代化の3つのプロジェクトを進めている。

 チタンインゴット及び合金生産の第14プラントは2010年に竣工した。プロジェクトの目的は、原料採掘から高付加価値製品生産に至る垂直統合の強化と、チタン世界市場におけるポジション強化である。プロジェクト費用は9,000万US$であり、プラントは2012年にフル操業化した。年産能力はチタンインゴット及び合金1万1,000 tであり、200人の雇用が創出された。

 チタンインゴット及びスラブ生産について、UKTMP社は2010年に韓国POSCO社との合弁企業POSUK Titanium を設立している。プロジェクト費用は7,000万US$で、年産能力はチタンインゴット及びスラブ6,000 tである。このプロジェクトにより70人の雇用が創出された。プロジェクトの目的は、生産多角化と電子ビーム溶解法によるチタンインゴット及びスラブの画期的生産拠点の創設である。最新圧延技術の利用によりPOSUK Titanium社は世界のチタン圧延製品の大手サプライヤーにもなりうる。2014年9月23日には、電子ビーム溶解法によるカザフスタン初のチタンスラブが生産された。年産能力6,000 tのプラントは2014年12月に操業開始予定である。

 スポンジチタンの層別切断のための鍛造プレス「PA1343」の近代化(第3プラント創設)プロジェクトでは、スポンジチタンの新たな切断・粉砕法を完全自動セーブモードで利用し、規定サイズのスポンジチタン粒を製造することにより要求された品質の製品の生産が可能となる。プロジェクト費用は500万US$である。鍛造プレスの近代化により、製品の品質が向上し、粉砕設備の耐用年数が延び、クレーン操作の回数が減少することが期待されている。UKTMP社の組立場におけるプレスの組立は、ドイツSiempelkamp社の監督の下、2014年4月に開始された。現在、試運転・調整作業、設備の検査が終了している。

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