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ニュース・フラッシュ

2014年12月8日 モスクワ 木原栄治

カザフスタン:ロシア及び中国の需要減少を受け、新たな販売市場を模索

 2014年11月24日付け地元報道等によると、第5回鉱業冶金産業労働者大会の非公式会見で、カザフスタン鉱業冶金企業協会のニコライ・ラドストヴェツ会長は、ロシア及び中国における製品需要の減少を受け、カザフスタンの鉱業冶金企業は新たな販売市場の模索に力を入れている旨の発言をした。

 ラドストヴェツ会長によると、カザフスタンの鉱業冶金産業はロシア及び中国における需要減少により苦境にある。同会長は、「中国とロシアが主な販売先であったため、非常に厳しい状況にある。銅価格は過去4年間の底値である6,600 US$/tとなり、金価格も低下した。アルミニウム生産は赤字である。カザフスタンの2014年上期の対ロシア輸出は鉄鋼製品が16 %減、アルミニウムが26 %減、銅が93 %減、同期の対中国輸出は鉄鉱石が41 %減、銅及び銅精鉱が27 %減であった。我々は他の市場を探しており、極東経由の日本への製品輸送方法を検討している。そのため、ロシア鉄道経由の輸送料金引き下げを求めている。東アジアとの協力を強化し、アラブ諸国やイランも検討対象にしている。また、アクタウ港には買手が所在しており、港湾拡張も必要である。」と述べている。

 ラドストヴェツ会長によると、税制整備、投資環境改善及び企業の社会事業改善に向けた企業のアイデアを文書化し、大会決議として2015年内に実行するため、大会会期中に政府、労働組合連合会と鉱業冶金労働組合、カザフスタン企業家会議所との協定調印が予定されている。

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