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ニュース・フラッシュ

2014年12月17日 北京 森永正裕

中国:レアアース違法採掘量は年間4万tに達する

 安泰科によれば、中国レアアース生産における違法採掘と違法製錬の現象は徹底的な抑制が達成できていない。中国有色金属工業協会関係者によると、現在、中国国内におけるレアアース違法採掘及び違法製錬分離の製品量は年間4~5 万tに達する。

 レアアース業界には生産秩序を規範化させる余地がある。これまで整頓作業を行うことによって、段階的な成果を見せているが、違法採掘や無計画指標生産の現象は依然として残っており、レアアース市場価格を大幅に下落させ、正当企業の利潤空間を縮小させ、闇産業チェーンを取り締まることは依然として厳しい作業である。

 現在、中国国内におけるレアアース違法採掘及び違法製錬分離の製品量は年間4~5万tに達するが、これも推定に過ぎず、結局どれぐらいの量があるのか誰もわからないという状態である。

 これまで、業界内部で、国内のレアアース違法生産の製品量について何回も検討を行ってきたが、纏まったデータはない。業界関係者の間ではその製品量3~4万tに達すると言われ、合法的な製品量と大差ない可能性もある。2013年中国のレアアース生産総量は10 万tである。

 工業情報化部は、「レアアース違法行為取り締まり特別行動の実施」に関する文書を発表し、2014年10月10日から2015年3月31日まで8 部署合同でレアアース不法生産に対し取り締まり行動を実施する。関連部署はレアアース採掘、生産、流通企業に対して徹底的な検査を行い、違法採掘、違法製品の販売加工、脱税、違法製品による地域外の領収書発行等行為に対して合同取締り行動を行い、重要な生産地域では専用領収書及び告発等に基づき2~3件の代表的な事件を調査して処罰すると明確に決めた。

 2014年1~9月の中国レアアース業界の主要営業収入は567億元で、対前年同期比4.38 %増加し、利潤額は29.6億元で、対前年同期比24.1 %の減少となった。産業統合分野で、上位10位鉱山企業の製品及び製錬分離能力はそれぞれ国内総生産の80 %と60 %を占めている。大規模レアアースグループの設立について、包鋼、厦門タングステン業及び中国アルミ業の設立を中国工業情報化部が承認し、五鉱集団、広東広晟有色と贛州希土も統合再編事業を積極的に進めている。

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