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ニュース・フラッシュ

2014年12月22日 メキシコ 縄田俊之

ジャマイカ:ジャマイカ政府、レアアース抽出プロジェクトの継続を要望

 2014年12月15日付け業界紙等によると、科学技術・エネルギー鉱業省は、赤色泥からレアアースを抽出するプロジェクトの継続要請に応えるため、改めて同プロジェクトに関する問題点を明らかにし、それを政策に反映させた上で同政策を公表、実施に移す旨を明らかにした。

 ジャマイカ政府によると、鉱物資源の持続可能な開発により鉱物資源の利点を最大限獲得することは、同国における重要な政策目標である。

 また、Phillip Paulwell科学技術・エネルギー鉱業大臣は、同プロジェクトの中断の決定が下されて以降、同プロジェクトを終了させない旨を繰り返し表明した。

 この背景として、2013年に同国の赤色泥からレアアースを抽出するパイロットプラントの建設を当初予算3百万US$で日本軽金属が建設を担当し、日本軽金属とJamaica Bauxite Institute (JBI) とのパートナーシップにより同パイロットプラントが設計され、最終的に日本企業の5百万US$の投資により昨年秋に完成した。同プロジェクトの契約では、日本軽金属がオペレーションコストも受け持つとともに、日本企業とジャマイカ側との共同でパイロットフェーズ中におけるレアアースの生産(抽出)も盛り込まれていたほか、商業化のための交渉も後日発生することが予定されていた。しかしながら、昨今の金属市況悪化により両者の間で同プロジェクトを中断することが合意され、本年10月に両者の間で正式にパイロットプロジェクトの終了に関する契約が署名されるとともに、同プラントの所有権をJBIへ完全に移転することとなった経緯を有する。

 なお、JBIは、今後2年間で日本軽金属からレアアース抽出に係る技術的専門知識を導入するとともに、2年間の研究開発プログラムに関する共同契約を締結し、また、同プログラムにおいて発生する特許権を両者で各50 %所有する等の契約を行う。

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