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ニュース・フラッシュ

2015年1月21日 北京 森永正裕

中国:レアアース輸出割当制度の撤廃により湖南省レアアース産業高度化にメリット

 2015年1月1日より、レアアース、タングステン及びタングステン製品、モリブデンを輸出するには、輸出契約書のみ提出すれば輸出許可証を申請受領することができ、他の許可資料を提出する必要はなくなった。これによって、16年間続いたレアアース輸出割当制度は正式に撤廃されたことになる。長沙税関監督管理通関関係責任者は、「湖南省はレアアース大省として、今回の政策の見直しによって、レアアース輸出に持続的な成長をもたらすほか、産業の構造転換・高度化を一層促進させることもできる」と示した。

 割当制度を実施する中で、レアアース市場における割当量の売買が同業界内での“公然の秘密”と言ってよい状況にあった。今回、輸出割当量を撤廃することによって、違法行為を抑制し、環境の規範化を図ることができる。

 湖南省のレアアース総量は国内の11 %を占め、レアアース加工企業の数も多く、主に重希土を産出する。湖南省のレアアース産業は主に益陽、永州、郴州等の地域に集まっている。

 「割当量廃止や市場参入自由化という状況の中で、企業による自主規制が一層強化され、無制限な価格抑制による市場占拠を避け、製品の高度加工品質を高め、品質で勝利を得ることができる」と関係者は述べている。

 レアアース輸出割当量を撤廃することによって、レアアース企業は国際市場へ自由に製品を提供することができる。ある程度の企業間競争を拡大させることになる。

 同時に、中央政府が輸出割当量管理を自由化させることはやみくもなレアアース開発ができることにはつながらない。不足している国家戦略資源として、秩序ある開発や正当な市場への参入を保つことによって製品の競争力を高めることができる。

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