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ニュース・フラッシュ

2015年1月22日 北京 森永正裕

中国:商務部、レアアース輸出関税は2015年5月2日までに撤廃

 1月21日、商務部スポークスマン沈丹陽氏は、定例記者会見で、国務院の承認により中国商務部は2015年1月1日からレアアース輸出割当量管理を撤廃し、且つ2015年5月2日までに輸出関税も撤廃することを定めたと発表した。

 一部西欧メディアでは、輸出割当量の撤廃は西欧諸国からのプレッシャーと市場の独占的地位への不安感という現状に迫られたからという意見があるが、それに対し沈氏は、「レアアース輸出割当管理の撤廃が、国内外二つの市場や資源を統一化させるための具体的な政策で、国内レアアース等資源類製品管理制度改革と組み合わせた1種の措置でもあり、同時にWTO関連裁決を含めて考慮した政策的な見直しでもある」と回答した。

 過去数年、レアアース等関連資源を効果的に保護し、合理的に利用し、業界市場の秩序を規範化させ、成長方式を転換し、資源類産業の転換・高度化を図るため、中央政府は十分に経済及び市場手段を利用した一連の措置をとり、レアアース等製品の輸出管理を強化改善し、レアアース業界の持続的且つ健全な発展を促進してきた。

 現在、五鉱集団、中国アルミ公司、広晟有色など国内6社の大型レアアース企業グループは、それぞれ中国工業情報化部による届出登録承認を取得し、関連統合事業も急速に進められている。今後、レアアース業界の生産、販売、流通から輸出まで一層の規範化が進む。また、2011年5月以降、中国関連部署は、4年連続で不法行為への特別取り締まり活動を行い、特に2014年は中国工業情報化部等8部署と合同でレアアース違法・規則違反特別行動を行い、輸出割当量と輸出関税の廃止におけるマイナスの影響をある程度相殺できることになった。

 特に注目されるのが、レアアース資源税を引き上げることによって、レアアース関税を撤廃した後の政策的な不足部分を補充することができることである。だが、既に若干改善されていたレアアースの闇流通問題が再び復活する恐れがある。

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