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ニュース・フラッシュ

2015年2月9日 モスクワ 木原栄治

ロシア:Norilsk Nickel社、2014年生産実績及び2015年生産見通しを公表

 2015年1月30日、Norilsk Nickel社は2014年生産実績及び2015年生産見通しを公表した。概要は次のとおり。

1.2014年の生産実績

① ニッケル

 2014年のニッケル生産は前年比4 %減の27万4,247 tであった。減産の原因は、2014年上期に実施したNadezhda製錬所の定期オーバーホール、Boliden社及びBCL社からHarjavaltaプラントへの原料供給減少、アフリカ資産(Tati Nickel)の鉱石中のニッケル品位低下及び2014年第3四半期のLake Johnston事業所(豪)売却である。

② 白金族

 2014年のパラジウム生産は前年比3 %増の274万9,000 oz(85.5 t)、プラチナ生産は1%増の65万7,000 oz(20.4 t)であった。

③ 銅

 銅生産は1 %減の36万8,016 tであった。減産の原因はコラ採鉱冶金会社への銅ケーク供給減少などである。

2.事業所別の生産実績

① ロシア国内事業所(北極圏支社、コラ採鉱冶金会社)

 2014年のニッケル生産は前年比1 %減の22万8,000 t、2014年第4四半期のニッケル生産は前期比6 %増の6万1,000 tであった。

 2014年のパラジウム生産は前年比3 %増の266万oz、プラチナ生産は前年並みの62万5,000 ozであった。2014年第4四半期のパラジウム生産は、前期比18 %減の60万9,000 oz、プラチナ生産は23 %減の13万6,000 ozであった。第4四半期の減産は、それ以前の生産計画が超過達成されたことによる。

 2014年の銅生産は、コラ採鉱冶金会社への銅ケーク供給減少により、前年比1 %減の35万5,000 tとなった。2014年第4四半期の銅生産は前期比4 %増の8万9,000 tであった。

② Norilsk Nickel Harjavalta(フィンランド)

 2014年のニッケル生産は、外部企業からの原料供給減少により、前年比4 %減の4万3,000 tとなった。2014年第4四半期のニッケル生産は前期比5 %減の1万3,000 tであった。

 2014年のパラジウム生産は前年比82 %増の7万1,000 oz、プラチナ生産は81 %増の2万9,000 ozとなった。2014年第4四半期のパラジウム生産は前期比24 %増の2万6,000 oz、プラチナ生産は83 %増の1万1,000 ozであった。

 2014年の銅生産は前年比62 %増の1万1,000 tとなったが、これは外部企業への銅ケーク販売が増加したことによる。2014年第4四半期の銅生産は前期比94 %増の5,000 tであった。

3.2015年の生産見通し

 国内原料によるニッケル生産は2014年並みの22万~22万6,000 tを予定している。また、国内におけるパラジウム生産は2014年並みの258万~261万oz、プラチナ生産も前年並みの59万~61万5,000 ozを予定、銅生産は、採鉱量増加と品位向上により、2014年を上回る36万~36万8,000 tを予定している。

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