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ニュース・フラッシュ

2015年2月9日 シドニー 矢島太郎

豪:WA州、鉱業権申請に対して手数料の徴収実施を発表

 2015年2月4日、WA州政府は鉱業権の許認可手続き(the application fees for assessment)に対して2015年7月1日から手数料を徴収すると発表した。金額は探査権の申請時に590 A$、採掘権の申請時に6,950 A$で、いずれも申請毎に発生する。州の環境保全費および鉱業と地域社会との持続的な共生プログラム費の一部として使われる。当該手数料による政府収入は年間270万A$程度と見込まれる。

 WA州Bill Marmion鉱山石油大臣は、「WA州の環境保全費用が増加しており、こうした徴収が必要となったが、手数料は企業にとって重荷とならないように当初案から約50 %減額した。」、「申請に対する費用であり、毎年継続的に発生するものでは無い。」とコメントしている。

 探査権は現在4年間有効であり、1回の申請で4年間の活動内容を全て包括していれば、年間約150 A$の負担でしかなく、また、鉱業権についても、マイニングデザインの変更等、再評価が必要な場合を除き、マインライフに渡って1度の費用負担となる。これに対して、QLD州では探査権が年1,800 A$、MPが22,000~77,000 A$/年、継続的に発生するという。

 本件の例外規定は、探査権と鉱業権の両方について、2015年6月末までに申請されたもの、既に承認されている活動内容に変更の生じないもの(単なる期間延長)は手数料の支払い対象から除外される。また、探査権については、申請対象エリアが保護地域に該当せず且つ対象面積が環境への影響が少ない0.25 ha未満の申請(Low Impact Activity)も除外される。なお、鉱業権についても、法制度が整備され次第、Low Impact案件が除外される予定。

 こうした制度改革に対し、豪州鉱業探鉱企業協会(AMEC)は、「手数料が免除される0.25 ha未満の面積は探査や開発の対象としては非常に狭く、手数料免除の恩恵が受けられる申請は少ない。逆に手数料によりWA州への探鉱投資が妨げられる。」と反対を表明している。

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