閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
レアメタル
2015年2月16日 リマ 岨中真洋

ボリビア:Huanuni鉱山公社、新設Lucianita錫選鉱プラントの落成式を挙行

 2015年2月5日付け地元紙によると、Huanuni鉱山公社は2015年2月4日、Morales大統領臨席のもと、50百万US$を投じ新設したLucianita錫選鉱プラント(本社、鉱業所ともOruro県)の落成式を行った。

 このプラント新設の目的は、現在の同公社の粗鉱処理量約1,200t/日の同3,000t/日への拡張であり、これにより現在の年間940万US$から2,200万US$への増収が見込まれるとHuanuni鉱山公社のChoqueマネージャーは説明した。

 Huanuni労働者組合のCanchari事務局長によると、新設プラントは現在試験操業中で本格操業開始は1年半後に予定されているが、尾鉱ダムが建設されておらず、当初は処理量を500 t/日とし1,500 t/日まで段階的に引き上げていくことになる。

 また、尾鉱ダムは現在詳細設計中で、ダムの建設には2年を要するとされており、目標の粗鉱処理量3,000 t/日への拡張は2017年になると大統領府は伝えている。

 一方で、鉱業専門家のEspinoza氏によると、鉱床の埋蔵量が枯渇していることに加え、坑道が非常に長く通気に問題があるにも関わらず、新プラント設計に際し、日量3,000tの粗鉱生産を可能とする鉱脈や通気に関する技術的調査が実施されていないことから、新プラントの運転が開始されても状況は改善されないだろうと指摘した。

 なお、Huanuni鉱山公社は、2006年10月に国営化され、2008年に「戦略的国営企業」となった。従業員数は4,500人を超え、労働コストの高さに多くの批判が出ている。

ページトップへ