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ニュース・フラッシュ

鉱種:
アルミニウム/ボーキサイト
2015年2月16日 モスクワ 木原栄治

ロシア:Rusal社、ウクライナにおけるアルミニウム生産に展望なし

 2015年2月9日付け地元報道等によると、Zaporozhyeアルミニウム・コンビナート(ZALK)のアレクサンドル・コチューク社長は、「Rusal社は、ウクライナのアルミニウム市場における自社プレゼンスに将来性はないと見ている。Rusal社に代表されるZALKの投資家は、長年に亘るウクライナ政府の近視眼的経済政策の結果として、ZALKを清算するという裁判所の決定を受け入れた。アルミニウム産業にとって危機的なウクライナの経済状況、エネルギー価格上昇及びアルミニウム線材の国内販売市場の喪失により、Rusal社経営陣は、ウクライナにおけるアルミニウム生産に更なる投資をしても採算がとれないことを確信した。」と述べている。

 かつて、ZALKはウクライナ唯一のアルミニウム新地金生産企業であった。しかし2011年4月、稼働中の電解プラント施設の停止処理を開始し、高い電力料金等による赤字を理由にアルミニウム新地金の生産打ち切りを発表していた。現在、ZALKのアルミニウム生産施設は操業停止中で、アルミニウム新地金は生産されていない。また、ZALKは近年アルミナ生産施設も閉鎖し、アルミナ生産も打ち切っている。ZALKはロシア産の輸入原料から月間約1,500 tの電線用アルミニウム線材を生産していたが、2014年7月からアルミニウム線材生産も中止している。

 ZALKのアルミニウム年産量は、2008年に11万2,000 tであったが、2009年に約5万t、2010年には2万5,000 tに減少していた。 

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