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ニュース・フラッシュ

2015年3月2日 モスクワ 木原栄治

ロシア:ロシア天然資源環境省、一回払い地下資源利用料の分割納付を提案

 2015年2月20日付け地元報道等によると、ロシア天然資源環境省は、ライセンス契約遵守を条件として、一回払い地下資源利用料の分割納付制導入を検討している。

 政府決定の「一回払い地下資源利用料の分割納付の条件と手続き」案では、地下資源利用者による鉱床発見が認定された場合、ライセンス条件違反がなければ、一回払いの地下資源利用料を、20 %(ライセンス国家登録日より30日以内)と80 %(同3年以内)に分割して納付できると定めている。埋蔵量の国家バランス登録時の支払いが80 %免除されれば、企業はその資金をボーリングと鉱床探査に回せるため、開発される埋蔵量の割合が5 %増の30 %に拡大すると予想されている。当該政府決定案に関するパブリックコメント実施期間は2015年3月5日までである。

 天然資源環境省は、「鉱床発見が認定された場合に、入札・競売を経ずに供与される地下資源鉱区の地下資源利用料一回払いは、現在、地下資源利用ライセンス登録時に行われている。それは、鉱床が開発のごく初期段階にあり、鉱物採掘が行われていない時点、すなわち鉱物販売収入を得ていない時点での支払いである」としている。分割納付により地下資源利用者の経済的負担は大幅に低減され、鉱床探査・調査を主事業とする小企業にとっては特に追い風となる。政府決定案の措置導入により、地下資源利用者によるライセンス契約義務の履行、供与された鉱区の合理的利用が促進されると期待される。

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