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ニュース・フラッシュ

2015年3月2日 モスクワ 木原栄治

ロシア:ゴフラン、2015年は白金族金属約1 tを購入予定

 2015年2月17日付け地元報道等によると、ロシア国家貴金属・宝石備蓄機関(ゴフラン)のアンドレイ・ユーリン長官は、ゴフランは2015年に生産者から白金族金属約1 tを購入する予定であると述べた。

 ユーリン長官は、「2013年及び2014年は白金族金属の購入を行わなかったが、今年は購入を再開する。量は1 t程度と少なく、主にパラジウムとプラチナである。ゴフランにはまだ政府が安心するに足る白金族金属在庫がある。」と述べている。また、ゴフランは2015年、ロシア中央銀行相場及びロンドン金価格で総額約40億ルーブル相当(注:現在価格で1.6 t)の金の購入も予定している。ゴフランは2014年に6 t以上の金(約130億ルーブル相当)を購入した。

 ユーリン長官によると、ゴフランは未加工ダイヤモンド売却のため、国内研磨企業向けオークションを今年4回開催する予定である。現在参加募集中で、具体的な売却量は後日明らかになる。ゴフランは2014年にダイヤモンド(未加工、加工済み)を購入しておらず、2015年も購入の予定はない。長官は「十分な在庫がある。」と述べている。

 ロシア財務省は、2015~2016年にゴフランの貴金属・宝石購入資金を倍増することを提案している。法案に基づき、国家備蓄用の貴金属・宝石購入には、2015年110億300万ルーブル、2016年119億6,200万ルーブル、2017年138億3,200万ルーブルが充てられる予定である。

 一方、国家備蓄からの貴金属・宝石売却計画に変更はなく、2015年61億5,000万ルーブル相当、2016年71億ルーブル相当となっている。2017年は65億ルーブル相当の貴金属・貴石を売却予定である。

 近年ゴフランによる購入の中心はALROSA社の未加工ダイヤモンドであったが、今後は資金の大半が貴金属購入に充てられることになる。

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