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ニュース・フラッシュ

鉱種:
アルミニウム/ボーキサイト
2015年3月2日 モスクワ 木原栄治

ロシア:Rusal社、アルミニウム国内市場の発展に関心

 2015年2月18日、Rusal社は、アルミニウムの国内市場の現状について、次の声明を発表した。

 同社は、責任ある生産者として連邦独占禁止局の指令を厳守し、LME価格に基づいたアルミニウム製品販売を行っている。アルミニウム価格、アルミニウム原料価格のいずれもドル建てのため、当該指令により、同社は国際市場における競争力を維持できている。

 国内原料の不足により、原料の大部分は輸入している。また、多くの電力契約もLME価格に連動している。同社は企業発展のために借り入れたドル建て融資(ロシアの銀行による融資を含む)の返済を行っており、大きな負担となっている。つまり支出のかなりの部分がドル建てである。一方で、電力及び輸送料金の定期的な値上げにより、ルーブル建て支出も絶えず増大している。鉄道運賃の年初からの値上げ幅は24 %となった。ルーブル収益増加という現状は会社の業績にはほぼ影響せず、アルミニウム価格がここ3ヵ月で200 US$/t下落する中、不採算生産施設の閉鎖を見合わせ、近代化に向けた投資を行うことができた。

 こうした中、同社は国内市場発展に関心を寄せ、国内消費者との積極的な協力、建設的対話を行っている。同社は国内消費者向けの値下げ計画を開始しており、発注量、期間に応じた値引きや革新的製品の値引きを行う用意があると発表した。計画の目的は、国内のアルミニウム消費分野の支援・振興と、国産製品生産者による輸入代替の促進である。当事者全てに互恵的で、関係者全てが従来レベルの製品生産を維持し、生産を発展できるような新たな契約条件を検討している。ただし、国産アルミニウムの消費を抑制している主要因は、低品質のアルミニウム含有製品輸入の増加である。政府が包括的な促進策を講じれば、国内のアルミニウム加工企業のハイテク製品輸出力及び競争力は向上する。成長の原動力となり得る部門は輸送、建設、圧延、エネルギーである。

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