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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2015年3月9日 メキシコ 縄田俊之

メキシコ:環境保護連邦検察庁、Buenavista銅鉱山に対する一部操業停止措置を解除

 2015年3月3日付け業界紙等によると、環境保護連邦検察庁(PROFEPA)は、Grupo México社の子会社Southern Copper社がSonora州で操業しているBuenavista銅鉱山において、昨年8月に発生した銅浸出液流出事故を受け、同社に対し同鉱山の一部における操業を一時停止する措置を科していたが、このたび当該措置を解除したことを明らかにした。

 PROFEPAによると、当該事故後の除染作業やPROFEPAの要請による環境測定の結果、もはや当該地域において差し迫ったリスクが払拭されたとの判断による。

 また、PROFEPAは、Grupo México社に対して、環境影響に関する違反として11.3百万US$、銅浸出液流出に係る違反として7百万ペソ、大気汚染違反として4.07百万ペソ及び危険残渣に係る違反として596,551ペソの合計23百万ペソ(1.5百万US$)の罰金を科すことを明らかにした。なお、本事故に関する関係機関による調査の結果、同社が環境関連法令に対し55項目にわたり違反していたことが判明した。

 一方、同社は、本事故による汚染箇所の除染対策や地域への補償のため20億ペソ(134百万US$)の基金を設立しており、これまでに総面積28,183㎡となる14か所の汚染地域を除染するとともに2,813㎥の汚染土を取り除いた。この他として、今後5年間に亘り水質検査を実施することとなる。また、同社は、PROFEPAによる操業一時停止措置の解除により、現在最終段階となっている総額34億US$の投資による同鉱山拡張5か年計画に係る工事を再開し、当初計画の完了期日に向け工事を加速させることとなるが、引き続き、被害地域に対する賠償等を処理することとなる。

 なお、PROFEPAによると、同州州都Hermosillo郊外に位置する2か所のダム湖のうちMolinitoダム湖に関しては、現在までに汚染による被害は見つかっていないが、用心のため今後も飲料水供給停止措置が継続される。

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