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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2015年3月16日 リマ 岨中真洋

エクアドル:Mirador銅・金・銀プロジェクトの動向

 2012年3月5日付け地元紙によると、Ecuacorriente Resouces社(ECSA、本社:カナダ)からMirador銅・金・銀プロジェクト(Zamora Chinchipe県)の権益を購入したEcuacorriente社(本社:中国)が、エクアドル政府とMirador鉱床開発の鉱業契約に調印して3年が経過した。

 当初は2014年末に生産開始の予定であったが、Córdova鉱業大臣は、鉱山開発が3年遅れとなっており、生産開始は2018年になると発表し、以下を明らかにした。

・ Ecuacorriente社は、鉱石採掘量を30,000 t/日としてEIAの承認を受けたが、政府との交渉により採掘量が60,000 t/日と倍増したため、新たに環境影響評価(EIA)の承認取得が必要になった。

・ 現在、Ecuacorriente社は、鉱区内の土地権利者約20名と用地買収交渉を続けており、同社は1,800 US$/haを提示しているが、権利者は納得しておらず、用地取得が遅れている。

・ 同社は当初2014年末の生産開始を予定していたため、政府によるSanta Cruz水力発電所建設(129MW)が計画されていたが、現在建設中の他の水力発電所が2016年から発電を開始するため、SantaCruz発電所の建設が不用になった。

・ 鉱石積出港として新たな港を建設するかBolivar港の拡張工事で対応するかについても未定。

 なお、Mirador銅・金・銀鉱床は、1994~1999年にGencor社がCondor山脈で探鉱を実施、その後、2000~2010年の探査活動でカナダのEcuacorriente Resouces社(ECSA)が経済性を有する銅鉱床を発見したものである。さらに中国Tongling Group(銅陵有色金属集団)がECSAを買収し、2012年3月、エクアドル政府と鉱業契約に調印、契約条件のロイヤルティ前払いの7,000万US$が納付済みとなっている。またEcuacorriente社は、開山に向けての投資額は17億US$にのぼるとしている。

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