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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2015年3月23日 リマ 岨中真洋

ペルー:Tia Maria銅プロジェクトで抗議デモ開始

 2015年3月23日付け地元各紙によると、Arequipa州Islay郡では、2015年3月23日、Southern Copper社(本社:ペルー)のTia Maria銅プロジェクト(Arequipa州)の実施に反対する人々が抗議デモを開始した。このうちDean Valdivia村では、100人以上の住人が主要道を封鎖し、タイヤを燃やす等の抗議行動を行っているほか、休校等の措置が取られている。

 これに先立つ2015年3月20日、Islay郡ではOrtizエネルギー鉱山大臣から、Benavides農業大臣、Pulgar-Vidal環境大臣、 Arequipa州Osorio知事、Islay郡Ale知事の出席により開発協議会(争議発生後に設置される対話協議会とは異なり、合意内容が履行されるようモニタリングを行い、継続性を与える機関)が開催されたものの、プロジェクト反対派の代表者らや、プロジェクトの直接影響下にあるCocachacra村の村長は出席せず、抗議デモが開始された。

 Tia Mariaプロジェクトに関して、Islay郡の自治体代表者らが特に技術的な懐疑を抱いているのが、粉じんの排出や風向き、環境汚染物質の漏出の測定等に関する点である。

 Osorio知事は、これらの疑問点に関して環境省の立ち会いのもと、エネルギー鉱山省からの回答を得ることが重要だとの考えを示すほか、住民に対するより多くの情報提供、専門家からの意見聴取、透明性等を確保する必要があるとの考えを示している。

 Tia Maria銅プロジェクトは2011年、反対派の抗議を受けて一度中断したものの、2014年に新たな環境影響評価(EIA)が承認された。鉱山建設許可は審査中となっている。

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