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ニュース・フラッシュ

2015年3月23日 メキシコ 縄田俊之

メキシコ:メキシコ鉱業会議所、治安対策の徹底を政府に要請

 2015年3月19日付け業界紙等によると、メキシコ鉱業会議所(CAMIMEX)は、鉱業セクター及び鉱業従事者に対し深刻な影響を与えている治安問題への対応を徹底するよう政府に要請した。

 CAMIMEXは、本年3月初旬に加Goldcorp社(本社:バンクーバー)がGuerrero州に保有するLos Filos金鉱山において鉱山労働者4名が誘拐され、うち3名が殺害された事件に対し遺憾の意を表明した。また、本年2月初旬に加Torex Gold Resources社(本社:トロント)が同州に保有するEl Limon-Guajes金プロジェクト及びMedia Lunaプロジェクトを含むMorelos金鉱山地域近隣にて発生した同社鉱山労働者を含む誘拐事件が、同プロジェクトの開発工事を一時停止とする要因となった等、同州における麻薬カルテル絡みの事件が鉱業プロジェクト開発の妨げとなっている旨を指摘した。この他にも、Nyrstar社が同州に保有するCampo Morado多金属鉱山において、本年2月に下請け企業や労働組合加盟の鉱山労働者に対する脅迫にも及んだことから従業員の安全等を考慮し操業を現在も一時停止状態に追い込まれた事案が発生している。

 さらに、CAMIMEXによると、最近Grupo México社がSonora州に保有するBuenavista銅鉱山において、あるグループが鉱山で使用する水源へのアクセス道を封鎖した上、水供給ラインを切断し操業に影響を与えた上、これらの活動により複数の鉱山労働者が負傷した。

 こうした状況を踏まえ、CAMIMEXは、鉱業企業、鉱業従事者及び鉱業施設に対する安全を確保するため、鉱業従事者の保護や法令遵守の徹底を図るよう、州及び連邦政府に対し支援を要請した。

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