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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル 亜鉛
2015年3月23日 モスクワ 木原栄治

ロシア:Electrozinc社とチェリャビンスク亜鉛工場(CZP)、新技術でダスト処理

 2015年3月11日付け地元報道等によると、ウラル採鉱冶金会社(UMMC)の開発チームは、鉄鋼・非鉄製錬業の廃棄物再利用(亜鉛、鉛、錫、銅、鉄の回収・製品化)のための総合的な省資源技術・機器の開発・商業化プロジェクトにより、科学技術分野における2014年度ロシア連邦政府賞を受賞した。

 UMMCは、Electrozinc社が傘下となった2004年から亜鉛・鉛含有ダストの処理に本格的に取り組んでいる。亜鉛工業で原料が不足する一方で、銅工業では亜鉛含有ダストの余剰があった。ダスト処理技術はまずUralelectromed社の研究センター実験室で開発され、並行してウラジカフカスの研究センターで試験が行われた。転炉ダストには湿式・乾式(高温)の順による処理法が開発され、2006年にElectrozinc社にダスト処理による鉛・炭酸亜鉛回収プラントが建設された。

 この技術で回収される鉛はElectrozinc社の収益の約20 %を占めている。さらにダスト処理技術の改良はチェリャビンスク亜鉛工場(CZP)で継続された。CZPでは、高炉ダストに乾式・湿式の順による処理法を用いて亜鉛と硫酸鉛を回収している。

 新技術によるダスト年間処理量はElectrozinc社4万2,000 t、CZP1万7000 tで、回収量は亜鉛9,000 t、鉛1万tである。

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