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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2015年3月30日 メキシコ 縄田俊之

メキシコ:2015年メキシコ金生産量は増加の見通し

 2015年3月23日付け業界紙等によると、メキシコで金生産を行っている主要鉱業企業18社の発表に基づく2015年における金生産量予測は、これら18社の合計で2014年の104 tから対前年比12.2 %増の117 tとなる見通しである。実際同国には、これら主要18社のほかに中小企業が多数操業しており、また、主としてベースメタルを生産する中で副産物として金が産出されるケースがあるため、同国全体の金生産量としてはこれを上回ると考えられる。

 これら主要18社のうち、上位10社における2015年の金生産予測としては、8社が対前年比増、残り2社が対前年比減の見通しである。なお、これら上位10社における2015年の金生産量見通しは以下のとおり。

○ 加Goldcorp社(本社:バンクーバー)

2014年の26.9 tから31.1 tへ増加。主な要因としては、同国最大の金生産量であるPeñasquito多金属鉱山の粗鉱処理量増加による。

○ Peñoles社

同社は同国第2位の金生産量であるが、同社としては生産量を公表しないものの、同社の金生産量の97.7 %を占める貴金属部門の子会社であるFresnillo社としては2014年の19.7 tから21.1 tへと増加。主な要因としては、米Newmont Mining社とのJV企業であるPenmont社の株式に関しNewmont Mining社が保有する権益44 %全てを友好的に買収したことと、2014年Q4に操業開始したSaucitoⅡ金・銀鉱山の段階的増産計画による。

○ Minera Frisco社

同社は生産量を公表しないものの、Grupo Financiero Monex社のアナリストによると2014年の13.1 tから17.1 tへと増加。

○ 加Agnico Eagle Mine社(本社:トロント)は9.8 tへ増加、加Alamos Gold社(本社:トロント)は5.0 tへ増加、加Primero Mining社(本社:トロント)は4.7 tへ増加、米Argonaut Gold社(本社:レノ)は4.3 tへ増加、加Pan American Silver社(本社:バンクーバー)は3 tへと増加。なお、加Timmins Gold社(本社:バンクーバー)は3.7 t、加Yamana Gold社(本社:トロント)は3.3 tと前年並み。

 一方、金生産量2.5 t以下の金生産企業のうち、加New Gold社(本社:トロント)、加AuRico Gold社(本社:トロント)、加McEwen Mining社(本社:トロント)及び加SilverCrest Mine社(本社:バンクーバー)は増加、加Endeavour Silver社(本社:バンクーバー)、米Gold Resource社(本社:コロラドスプリングス)及び加Fortuna Silver Mines社(本社:バンクーバー)は前年並み、米Coeur Mining社(本社:シカゴ)は2014年の2.7 tから1.9 tへ減少が見込まれる。

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