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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2015年4月13日 メキシコ 縄田俊之

メキシコ:加McEwen Mining社、8.4百万US$相当の金精鉱が強奪される

 2015年4月7、8日付け業界紙等によると、加McEwen Mining社(本社:トロント)は、Sinaloa州に保有するEl Gallo1金鉱山において、4月7日に金7千ozを含有する金精鉱900㎏が武装した強盗団に強奪された旨を明らかにした。

 同社によると、同鉱山の精錬所から強奪された金精鉱900㎏の価格は、現在の金市況価格1,200 US$/ozで換算して総額8.4百万US$にのぼる一方、同社が付保している保険では被害額の全てを賄うことはできない。ただし、今回の強奪事件に際し、鉱山労働者及び施設に対する損害は無く、この点に関しては操業に影響は及ばないと考えられる。なお、今回強奪された7千ozの損失は、同鉱山の2015年における金生産量見込み50千ozの14 %に相当するほか、同社の2014年Q4における総収益13.7百万US$の60 %に相当する。このため、本年Q2は純損失となる見通しである。

 メキシコでは、本年に入ってGuerrero州において鉱山労働者を含む誘拐・殺人事件や鉱山労働者等に対する脅迫事件が発生しており、今回の強奪事件がメキシコ鉱業に対し新たな懸念を誘発させる。このため、治安問題が鉱業投資家に対して心理的な影響を与えるものと考えられる。

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