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ニュース・フラッシュ

2015年4月20日

ロシア:Norilsk Nickel社、2014年の連結決算(IFRS準拠)を発表

 2015年3月31日、Norilsk Nickel社は、2014年連結決算(IFRS準拠)を発表した。プレス発表資料及び地元報道等によると、概要は次のとおり。

 パラジウム及びニッケル価格の上昇及び貴金属の生産量増加により、2014年の連結収益は前年比3 %増の119億 US$、純利益は同161 %増の20億 US$となった。

 EBITDAは、収益拡大、費用最適化対策に基づく徹底したコスト削減、ルーブルの大幅下落により、前年比35 %増の57億 US$となった。

 金属売上高は前年比5 %増の108億9,600万 US$であった。白金族金属販売量増加並びにニッケル及びパラジウムの価格上昇(それぞれ13 %増、11 %増)により、ニッケル販売量の減少(5 %減)と銅及びプラチナ価格の下落(それれぞれ6 %減)の影響がほぼ相殺された。

 ニッケルは依然として主要収益源であり、売上高は46億7,600万 US$、金属売上高全体に占めるシェアは43 %(2013年は42 %)であった。自社原料による国産ニッケルの販売量は前年比1 %増の22万2,000 tであったが、購入原料によるニッケルの販売量は半減し6,000 tとなった。これはKola MMC社の製錬施設が自社原料処理への移行を開始したことによる。

 銅売上高は、銅平均販売価格の下落により、前年比7 %減の25億3,600万 US$となり、金属売上高の23 %を占めた。国産銅の販売量は前年比1 %減の35万6,000 tとなり、うち自社原料によるものが34万7,000 t(前年比3,000 t増)、購入原料によるものが9,000 t(同5,000 t減)であった。

 パラジウム売上高は前年比18 %増の22億9,100万US$となり、金属売上高の21 %を占めた。販売価格上昇及び販売量拡大により、売上高が増加した。国産パラジウムの販売量は、生産量増加と製品在庫の減少により、前年比3 %増となった。

 プラチナ売上高は前年比6 %減の9億200万 US$となり、金属売上高の8 %を占めた。国産プラチナの販売量は前年並みとなった。

 その他の金属の売上高は4億9,100万 US$(前年比10 %増)であった。金の販売量が前年比1 %増、コバルトが26 %増、ロジウムが25 %増と、販売量が増加したことにより、売り上げが増加したことが主な要因である。

 2014年のトピックスとして、Norilsk Nickel社は、旧式の非効率なNickelプラント(ノリリスク市)の早期閉鎖について、連邦及び地方当局と2014年5月に合意書を交わした。また、非中核資産からの撤退を進めており、豪州資産(North Eastern Goldfields、Avalon、Cawse、Lake Johnston、Black Swan、Silver Swan)の売却取引が完了、アフリカ資産(Tati、Nkomati)の売却契約が締結された。

 2015年3月には、ロシア政府からMaslovskoe鉱床(白金族金属、ニッケル、銅)の探査及び採掘を目的とする地下資源利用権を取得した。

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