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ニュース・フラッシュ

2015年5月4日

メキシコ:メキシコ議会下院、国家水委員会に対しGrupo México社の水利権調査を要請

2015年4月28日付け業界紙等によると、メキシコ議会下院の環境委員会は、国家水委員会(CONAGUA)に対し、これまでにGrupo México社に認可した地下水汲み上げ掘削権(水利権)において、同社が認可された許容範囲を超過して水を汲み上げていないかどうかを徹底的に調査するよう要請した。
この背景として、本年4月21日に地元紙が、同社はSonora州の主要河川であるSonora川付近において93か所の井戸を掘削するための14の水利権を有しているが、これとは別にさらに30か所の井戸を掘削するために共有地所有者と個別交渉を行っていた形跡が見られる旨を報じた経緯を有する。
緑の党のLourdes López Moreno下院議員によると、Sonora川汚染の影響を受けた生物の再生を目指す中で、本件に関し徹底した調査を行うことは同党としての確固たる意見であり、また、CONAGUAは同社が有する水利権と実際に手掛けている又は手掛けようとする掘削をチェックする必要がある。仮に認可された許容範囲を超過した掘削があった場合、CONAGUAによる制裁又は水利権の取消等然るべく対応が求められる。なぜならば、同河川付近における過剰な地下水汲み上げは、同河川の豊富な水量に多大なる影響を与えるとともに、近隣で鉱業活動を行う同社以外の鉱業企業や農畜産業における地下水汲み上げと、周辺住民に対し甚大な影響を与える大問題へと発展する懸念があるからである。さらに、環境保護連邦検察庁(PROFEPA)は、環境を保護する法律を明確に適用すべきとの観点から、本件に関し調査を行うべきである。
なお、同社は、現状の鉱業活動を維持するためには数百万立方メートルの地下水を必要とする。

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