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ニュース・フラッシュ

2015年5月18日

メキシコ:メキシコ鉱業は不況に直面

 2015年5月8日付け業界紙等によると、シンクタンクの工業開発・経済成長研究所は、本年4月にメキシコ国立統計地理情報院(INEGI)が発表した本年2月におけるメキシコ鉱業部門(石油・天然ガスを含む)の景気(鉱工業指数(前年同期比実質変化率))が前年同月と比較して3.8 %後退し、本年1~2月におけるメキシコ鉱業部門(石油・天然ガスを含む)の景気も前年同期と比較して4.8 %後退したことにより、メキシコ鉱業は11か月連続して下落の危機に直面している旨の警告を発した。

 また、Peñoles社によると、2014年は経済状況が厳しく企業としても大いなる挑戦の1年であった。国際金属市況に関しては、唯一亜鉛市況だけがまずまずであったが、貴金属市況は大幅に下落し過去4年間で最低レベルであった上、メキシコ国内ではエネルギーコストの増加に加え、鉱業特別税等の導入により鉱業関係税率が上昇した等メキシコ鉱業は苦境に立たされた。同社の昨年における納税額は、純収益の41.7 %に相当する500.2百万ペソであった。以上のようにメキシコ鉱業は、大幅に国際競争力を喪失したと言える。

 一方、メキシコ国内の複数の鉱業関係アナリストは、メキシコでは過去2年間において新規の探鉱・採鉱プロジェクトが開発されてこなかったが、2016年には回復する見通しを示した。

 なお、メキシコ鉱業投資額は、2012年に80億 US$を記録したが、2014年は僅か60億 US$に留まった。

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