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ニュース・フラッシュ

2015年6月8日

メキシコ:2015年におけるメキシコ3大鉱業企業の展望

 2015年6月2日付け業界紙等によると、金融サービス会社のMonex Casa de Bolsa社のアナリストLaura Villanueva氏は、メキシコ3大鉱業企業であるGrupo México社、Peñoles社及びMinera Frisco社の2015年における活動見通しを報告した。

 同氏によると、これら3社の本年の操業に与える主要因の一つは金属市況の動向であるが、Grupo México社に関しては既に銅市況が落ち着きを見せていること、Peñoles社及びMinera Frisco社に関しては金及び銀の潜在的な価格上昇が見込まれることから肯定的な見通しが期待できる。

 Grupo México社については、本年の売上高及びEBITDAはそれぞれ1.3 %、2.8 %の成長を見込み、銅生産量は2014年と比べ13 %増となる957.5千 tを見込む。銅生産量に比べ売上高及びEBITDAの成長が小さいのは、国際的に銅市況のプレッシャーがあることによる。また、銅生産量の増加要因としては、昨年稼働を開始したBuenavista銅鉱山の第3 SX-EWプラントの処理量が本年中に120千 t/年に到達する見通しであるため。なお、Sonora州に保有するBuenavista銅鉱山の拡張を計画通り進めることと、ペルーに保有するTia Maria銅プロジェクトに関し鉱業紛争を解決し開発工事を開始するために必要な許認可の取得を完了させることが重要である。 

 Peñoles社については、金及び銀の市況が好転することにより本年の売上高及びEBITDAはそれぞれ0.8 %、21.2 %の成長を見込み、金生産量及び銀生産量は2014年と比べそれぞれ3 %、11.3 %増加が見込まれる。生産量の増加要因としては、La Herradura金鉱山及びSaucitoⅡ金・銀鉱山のフル操業への到達や、San Julian金・銀プロジェクトの操業開始が予定されているため。

 Minera Frisco社については、本年の売上高及びEBITADA、金生産量及び銀生産量は、それぞれ対前年比18.1 %増及び21.6 %増、29.5 %増及び4.2 %増が見込まれる。本年の目標としては、多大な負債を削減するためにキャッシュフローの増加を確保することである。

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