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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2015年6月15日

ジャマイカ:Noranda Bauxite社、課徴金に関し政府と暫定合意へ

 2015年6月11日付け業界紙等によると、本年6月9日にPeter Philips財務・計画大臣は、ジャマイカ政府と米Noranda Aluminum Holding社の現地子会社であるNoranda Bauxite社との間で調停中であったボーキサイトの生産に対する課徴金の支払い命令に関し、双方の間で暫定合意に達した旨を明らかにした。

 この背景として、政府が同社に対しボーキサイトの生産に関する課徴金の支払いを命じていたが、同社が課徴金の支払いを拒否したため、本年5月28日に政府がジャマイカ最高裁に、同社によるジャマイカからのボーキサイト輸出を制限するための仮差し止め請求を行った経緯を有する。

 政府は、同社による課徴金の支払いを条件として最高裁へ行った仮差し止め請求を取り下げることとし、本暫定合意を本年末まで有効とした。また、暫定合意の間、同社はボーキサイトの輸出に際し、3.75 US$/tの現金支払いと変更不能な信用状に基づく1.25 US$/tの支払いを行うこととなる。なお、今回の暫定合意に至る以前の本年1月1日から6月30日までにおけるボーキサイトの輸出に対しても、暫定合意による課徴金の支払いが有効となることから、7百万 US$の現金支払いと変更不能な信用状に基づく2.5百万 US$の支払いが発生するものと想定されている。

 一方、本合意による今後の影響としては、政府による課徴金の支払い命令に関し、本件のように政府が輸出を制限するための仮差し止め請求を裁判所に起こすと言う手段が、常態化する可能性を秘めていることである。

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