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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2015年6月17日

加:環境団体がKSM銅・金プロジェクトのリスク分析レポートを発表

 2015年6月17日、環境団体であるEarthworks及びSalmon Beyond Bordersが、BC州北西部で開発が進んでいるSeabridge Gold社のKSM銅・金プロジェクトに関するリスク分析レポートを発表し、同プロジェクトの経済性への疑問や環境面での不安を表明した。同レポートによれば、Seabridge Gold社による経済性評価は非現実的な金属価格設定に基づいていることや、KSMプロジェクトが低品位鉱床でありリモートエリアでインフラも不十分ることなどから経済性は疑わしいとしている。また、同鉱山の鉱滓ダムは高さが237メートルと世界で最も高く、Mount Polley鉱山の27倍にも当たる推定20億tもの浸水鉱滓を堆積して閉山後も残す計画としていることに対する危険性のほか、酸性鉱体のためユタ州のBingham Canyon鉱山の約8倍となる最大208億ガロンもの酸性鉱廃水を永続的に処理するために推定10億C$以上の処理コストがかかること、アラスカ州政府がBC州政府に対して同鉱山開発に対する懸念を表明していること等のリスクを指摘している。

 同鉱山は2014年12月に連邦政府の環境影響評価の承認を取得し、開発が進められているが、アラスカ州との国境に近くBC州から同州に流れる河川も多くあることから、アラスカ州の政府及び住民からも懸念の声が広がっている。

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