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ニュース・フラッシュ

2015年6月22日

メキシコ:メキシコ鉱業にとって治安リスクのトップは強盗と恐喝

 2015年6月17日付け業界紙等によると、メキシコの警備会社であるGrupo Multisistemas de Seguridad Industrial社のAlejandro Desfassiaux社長は、メキシコ鉱業が直面する治安リスクのトップとして強盗と恐喝が挙げられる旨を報告した。

 同社長によると、メキシコ鉱業の治安リスクとしては脅迫や誘拐も挙げられ、犯罪組織による手口も益々巧妙になっている。一方、麻薬カルテルとは関係なく8~12人程度で構成される地元ギャングによる犯罪もしばしば見受けられる。本年に入りGuerrero州において加Torex Gold Resources社(本社:トロント)が同州に保有する現在開発中のEl Limon-Guajes金プロジェクト及びMedia Lunaプロジェクトを含むMorelos金鉱山地域近隣にて、同社鉱山労働者(同社従業員1名及び下請け企業従業員3名)を含む12名が地元マフィアに誘拐された事件が発生したのを皮切りに、加Goldcorp社(本社:バンクーバー)が同州に保有するLos Filos金鉱山において鉱山労働者4名が誘拐され、うち1名は解放されたものの3名が殺害される事件が発生したほか、加McEwen Mining社がSinaloa州に保有するEl Gallo1金鉱山において金7千 ozを含有する金精鉱900 ㎏(金額にして8.4百万US$相当)が武装した強盗団に強奪された事件が発生したため、メキシコではセキュリティリスクが高まっている。

 また、Control Risks社のNick Panesメキシコ支社長によると、セキュリティリスクが高い地域としては、メキシコ南部のGuerrero州とMichoacán州、メキシコ北東部のTamaulipas州が挙げられるが、メキシコ国内にはこれら州よりもリスクが高まっている地域もある。メキシコの治安問題は容易な状況ではなく、鉱業企業に限らず全ての企業が直面する課題ではあるが、メキシコへ投資するに際し克服できない障害ではない。

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