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ニュース・フラッシュ

2015年6月26日 モスクワ 木原栄治

ロシア:裁判所がUGC社のスライム堆積場建設をストップ

 2015年6月9日付け地元報道等によると、Yuzhuralzoloto企業グループのUGC社が進めるKochkarskaya金抽出プラント第3フェーズのスライム堆積場建設に、プラスト市裁判所(チェリャビンスク州)がストップをかけた。これにより、裁判所がマグニトゴルスク自然保護検察庁の訴えを認めたことになる。

 スライム堆積場の建設は、法律違反が是正されるまで停止となる。具体的には、計画文書に対する国家環境アセスメントの肯定的結論、廃棄物処理施設の建設許可の取得、またチェリャビンスク州の財産・天然資源省が、土地区画を農地から工業用地へ転換することを決定するまで停止される。

 また検察庁はプラスト市裁判所に訴状を送り、Zapadnyi Kurasan金鉱床(チェリャビンスク州ヴェルフネウラリスク地区ゴルブノフスキー町付近)採掘場の剥土堆積場における水資源保護施設設置をUGC社に義務付けるよう求めた。剝土堆積場(クラサン川水資源保護地帯から200mに位置)からは、硫酸塩(基準値の5.42倍)、マグネシウム(同2.19倍)、マンガン(同29倍)、亜鉛(同117倍)、銅(同60倍)、カドミウム(同4.2倍)を含む汚染水が流出している。

 UGC社はスライム堆積場の建設に際し、国家環境アセスメントに計画書を提出せず、無許可で建設を行い、農地である6ヵ所の土地区画を用途外で使用し、チョールナヤ川の流路を変えてしまった。

 UGC社の2014年の金生産量は前年比13 %増の8.5 tであった。同社資産には、Kochkarskoe、Svetlinskoe、Bereznyakovskoe、Zapadnyi Kurasan、Yuzhnyi Kurasan鉱床(以上チェリャビンスク州)、Darasunsky鉱業所(ザバイカリエ地方)、Priisk Drazhnyi採金協同組合(クラスノヤルスク地方)、Kommunarovsky鉱業所(ハカス共和国)等がある。

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