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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2015年6月26日 モスクワ 木原栄治

キルギス:Kumtor金鉱床開発のため水法典改正へ

 2015年6月2日付け地元報道等によると、氷河に近接するKumtor金鉱床の開発を認める水法典改正について、7月5日までにキルギス議会が審議する予定である旨をKyrgyzaltyn社のアルマズ・アリムベコフ会長が述べた。

 同氏は、「政府は6月4日までにKumtor鉱床の採掘作業計画を承認するはずだったが、計画承認期限は延期された。議会は氷河での作業を許可する水法典改正法案を採択するはずである。水法典が改正されれば、来年は採掘計画承認が不要となる。」と述べている。

 水法典改正により、鉱床を開発する戦略的企業に対し、氷河融解加速に影響を及ぼす活動が認められる予定である。また、改正法案は産業廃水に対する鉱業企業の支払義務を定めている。

 サルパシェフ第一副首相によると、キルギス政府とCenterra Gold社(Kumtor鉱床開発を行うKumtor Gold Companyを100 %所有)は、鉱山における水使用料1億8,700万KGS(キルギス・ソム)の支払について協議中である。

 キルギスには大小8,000の氷河があり、国土の4 %を占めている。この50年間、氷河は融解を続けている。Kumtor鉱床にはペトロフ氷河、ダヴィドフ氷河が隣接している。

 Centerra Gold社の報告書によると、Kumtor金鉱床の2014年末時点の埋蔵量(確認・推定)は、埋蔵量算定の新モデル導入により28 %減の613万6,000 oz(191 t)となった。資源量(精測・概測)は11 %増の280万4,000 oz(87.2 t)であった。鉱床は2023年まで開発し、その後2026年まで鉱石処理を行う予定である。2015~2026年の金生産量は485万7,000 oz(151 t)を予定している。費用総額見積は5億3,940万US$(生産維持投資4億2,350万US$、成長投資1億1,600万US$)である。

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