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ニュース・フラッシュ

2015年7月20日 メキシコ 縄田俊之

メキシコ:国際貴金属市況下落がメキシコ大手鉱業企業の株価を直撃

 2015年7月15日付け業界紙等によると、国際貴金属市況の下落により、今週(本年7月13日の週)のメキシコ証券取引所(BMV)において、メキシコ大手鉱業企業であるPeñoles社及び Minera Frisco社の株価が大幅に下落した。

 BMVにおいて、7月13日にPeñoles社の株価が10.5 %値を下げ、同社の株式時価総額は277.88億 MXN(ペソ)へと4年ぶりの最安値となったほか、7月14日にMinera Frisco社の株価が50 %も値を下げ、同社の株式時価総額は170.07億 MXNとなり、同社がBMVへの上場以来最低を記録した。

 複数の証券アナリストによると、現在の状況は、金属の消費及び生産において重要な役割を果たしている中国における金融市場の緊張の高まりと、金属商品に対する主要投資家の一つである米国の動向により、更に深刻なものとなると見られる。

 金融サービス会社のMonex Casa de Bolsa社のアナリストLaura Villanueva氏によると、金属市況下落による鉱業企業への影響は非常に重大であるが、鉱物採掘生産性を高めるためには、プロジェクト開発を先送りし、成長計画を調整する必要がある。

 また、メキシコ大手銀行Banamex社グループの証券会社であるActival社のアナリストによると、貴金属市況下落に加え、ペソ・ドル為替相場やインフレ懸念等のリスク要因により、Peñoles社、Minera Frisco社ともに現状においては投資を差し控える見通しである。

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