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ニュース・フラッシュ

2015年8月3日 メキシコ 縄田俊之

ジャマイカ:国際海底機構、深海底鉱物資源の開発に光を点す

 2015年7月25日付け業界紙等によると、ジャマイカに本部を置く国際海底機構(ISA)は、本年7月にジャマイカにて加盟国代表者等170人が参加した通常総会を開催し、海底に賦存する金属や鉱物の商業的開発を規制するフレームワークの作成を開始した旨を明らかにした。

 Michael Lodge副事務局長によると、最近5年間で活動のペースが劇的に増加しており、深海底における新たな鉱業開発を管理することが課せられている。深海底には品位が高い鉱物資源が非常に多く賦存しているため、開発に対する需要が益々高まり、民間企業による大々的な投資が期待される。

 一方、自然保護団体等は、ISAが深海底鉱物資源の概要調査・探査規則に基づく契約を承認するにつれて、深海底の探査・開発ラッシュを引き起こし、深海における脆弱な生物多様性を危険に晒すこととなるため、これら生物多様性を保護することが必要であるとの警告を発している。また、国際科学者グループは、鉱業開発が予想される海域において保護すべき海洋保護区が設定されるまでの間、ISAは契約の承認を一時的に停止するよう申し入れを行っている。

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