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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2015年8月10日 サンティアゴ 山本邦仁

チリ・アルゼンチン:Barrick Gold社、Pascua Lama金-銀プロジェクトの機材を売却

 メディア報道によると、Barrick Gold社は、Pascua Lama金-銀プロジェクトの中断を受けて同プロジェクトのために調達したトラック、機械類などを売却する方針。売却総額は2.55億US$になると予想されている。

 Barrick Gold社は、チリ、アルゼンチンそれぞれの環境認可取得や両国の鉱業統合条約税制ガイドラインに関する合意を受けて、2009年10月に開発工事に着手したが、2013年5月、チリ側の建設作業を一時中断した。作業の一時中断は、氷河の融解と水質汚染を問題視するチリ側先住民グループからの工事差し止め請求をめぐる訴訟問題が理由であり、2012年7月、上訴裁判所は先住民グループの訴えを認める判決を下していた。その後、2013年9月、最高裁判所は適切な水管理システムが導入されるまで環境認可を一時保留するとの判決を下した。

 チリ側の環境認可問題に加え、金属価格下落の影響から、2013年10月にアルゼンチン側の建設作業を含めたプロジェクト全体の一時中断が発表され、2014年6月には、プロジェクトを維持メンテナンス段階に置くことが発表された。2015年のプロジェクト関連予算は、1.4~1.5億US$の維持メンテナンス費用を含む1.7~1.9億US$とされ、2015年6月、水管理システム導入事業のほか、チリ環境監督庁から要請された水理管理や湿地帯保護に係る対策事業についての環境認可の手続きの開始が予定されていると報じられた。

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