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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2015年8月14日 サンティアゴ 山本邦仁

チリ:Salvador銅鉱山とMinistro Hales銅鉱山における請負労働者の抗議行動が終息

 メディア報道によると、2015年8月13日、Salvador銅鉱山とMinistro Hales銅鉱山の施設を占拠していた請負労働者が退去を開始し、それぞれ22日間あるいは11日間続いた抗議行動が終息した。請負労働者の退去は、8月12日、CODELCO、AGEMA(鉱業関係請負会社協会)、CTC(銅労働者連合)の間で協議開始に関する覚書が取り交わされたことを受けたもの。ただし、警察軍の発砲による死亡事故が発生したSalvador鉱山の一部区域は、現場保全の必要性と主張する請負労働者による占拠が継続されている。

 覚書において、CODELCOとAGEMA側はCTCに対しSalvador鉱山の占拠と他の鉱山でのストを実施しないことを協議開始の条件として課し、他方CTC側は請負会社に対し、解雇を実施しないことを同じく条件として課している。また、CTCによれば、CODELCOはストに参加した請負労働者が解雇されないことを保証しているとされる。

 さらに覚書では、2週間以内に紛争の解決が図られなければならないとしている。情報筋によれば、協議の主なテーマは、住宅資金融資、健康保険、労働者の子女の教育費援助、生産ボーナス、ストライキ中の賃金支給になるとみられている。

 CTCは、2週間以内に合意に至らない場合、再びストを開始することを示唆している。

 両鉱山における抗議行動に起因する操業停止によりこれまでにCODELCOが被った損失額は約20百万US$、損失銅生産量は約8千tと見積もられている。

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