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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2015年8月21日 北京 森永正裕

中国:保定市の再生鉛・鉛酸蓄電池企業、8月20日~9月4日まで原則的に全生産を停止

 安泰科によれば、北京世界陸上競技選手権大会及び抗日戦争勝利70周年記念行事の開催で北京周辺都市に対し通常以上の保護措置をとるため、8月20日0時から9月4日24時まで、河北省保定市の再生鉛・鉛酸蓄電池企業は原則的に全ての生産を停止する。そのうち安新県への規制が最も厳しくなる。

 河北省保定市における再生鉛生産能力は、主に安新県に集中しており、同県内のバッテリースクラップの処理能力は100万t/年近くに達し、再生鉛の年間生産能力は50万t、年間生産量は25万t以上で、中国北部で重要な再生鉛生産基地である。製品は主に河北、天津、山東、浙江等地域に供給されている。企業自身は生産停止に向け準備を進めており、現在、企業は一定量の在庫を確保しているが、主に長期契約ためのストックである。一方、末端業界における需要が低減しており、7月初めには、再生鉛企業の付加価値税還付率は50 %から30 %に引き下げられ、獲得できる利益は減少し、稼動率も高くなく、生産停止による鉛供給への影響は限られている。

 また、保定市内の鉛酸蓄電池企業に対しても生産停止が命じられたが、一部の企業の生産ラインは停止の通達を受けていない。これら蓄電池企業の原料は主に現地と河南省など地域から調達している。現在、保定地区の鉛酸蓄電池在庫は多く、消費不況のため稼働率も高くなく、精製鉛の需要と蓄電池の供給への影響は比較的限られている。

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