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ニュース・フラッシュ

2015年8月31日 メキシコ 縄田俊之

メキシコ:Chiapas州にて農民、地域コミュニティ等が鉱業活動反対フォーラムを開催

 2015年8月24日付け業界紙等によると、Chiapas州において本年8月15~16日の2日間に亘り農民、地域コミュニティや地方自治体のリーダー等が、鉱業活動による地域への影響や当該影響への対策を討議するための鉱業活動反対フォーラムを開催した。

 本フォーラムは、現在99件の鉱業コンセッションが付与されている同州において初めて開催された会合であり、加Goldcorp社のような多国籍企業による鉱業活動の阻止、同州内の各地域における鉱業活動による共通的な影響の確認、及び、同州と同様に鉱業活動による影響を受けているMorelos州やGuerrero州における鉱業活動に対する反対運動の経験の共有を主目的とした。

 また、本フォーラムでは、中国向けチタン採掘鉱山が所在する地域コミュニティを含む2か所の地域コミュニティの代表が、周辺住民の癌による死亡事例や皮膚病の発症事例を報告するとともに、金、銀、銅、チタン、鉄、鉛及び亜鉛の採鉱による周辺地域の水質及び土壌の汚染事例を紹介した。さらに、鉱業活動の周辺地域への社会的影響、鉱業企業による悪質な行為や謀略、及び、周辺地域に対する利益の再配分を行わないことによる経済的不平等の蔓延等を確認した。

 なお、2日間における本フォーラムにおいて、子孫に対する安全な居住地の確保、及び、地域住民の生活と水資源の保全を目的とした地域の公約を強化した。

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